冬の寒さにやられて

寒いので気分が塞ぐ。

こんな時はインターネットサーフィンが捗るのだが、波に乗れば乗るほど陸に帰る時の反動が大きい。

 

過去の私は何を考えていたのだろうと、よく昔の日記(ブログ)のURLに飛び、思い出に浸ったりする。過去の日記から、今日はこんな文章を見つけた。

 

“インド人が営んでいるカレー屋さんで ほうれん草のマトンカレー みたいなのを食べてからお腹の調子がすこぶる悪いです。 
ほうれん草のカレーってほうれん草が具として入っているわけではなく、見事にルー(果たしてあれをルーと呼んでいいのか)がほうれん草色なのです。ポパイもびっくりです。そしてマトンも固まりでぼんっと入っていて、これぞ本場のカレー!という感じでした。 
スパイスも何種類も入ってるらしく、全く作る行程が想像できません。おいしかったのですが、その後のお腹の調子はすこぶる悪いです。 

私はカレーが好きです。 
厳密に言うと誰かと一緒にカレーを食べるという行為が好きです。最近気付きました。 
変態くさくてすみません(笑) 
夏だから言っておきました。 

 早く梅雨明けしないかな! 
夏の雨といえば夕立だろう。”

2009年8月1日の日記『知らん』より

 

夏に書いた文章だ。「夏だから言っておきました。」とか、当時流行った言い回しだったのだろうか。わけがわからないし、ちっとも面白くない。

そう、そしてこの時分、私は、食べると口が臭くなるカレーを一緒に食べてくれる友こそ、『心の友』だと、妙な説を唱えていた。妙に自信満々に周りに主張し、周りを苦笑いさせていた。

カレーが好きなことは今も変わらないが、こんなことを考えていたという事実は、すっかり忘れていた。思い出したからと言って特別何かが変わるわけでもないけれど。それから、一緒にカレーを食べた人と言えば、大切な人ばかりなので、この説もあながち間違ってはいないのかもしれない。

 

後から考えてみれば、日記を読み返す時間が、すごく無駄な時間だったのではないかと後悔する。思い出したところで何も産まれないのだ。しかし、過去の文章にハッとさせられる瞬間、妙にすがすがしい気分になるのはどうしてか。それはそれで気持ちの整理が出来ているのかもしれない。

 

さて、明日も朝から仕事だ。

 

 

 

 

♪月に負け犬